はちわれ
こういった疑問に答えます。
MT4では、以下の6種類の注文方法を使うことができます。
- 成行注文
- 指値注文
- 逆指値注文
- OCO注文
- IFD注文
- IFO注文
この記事では、逆指値注文について詳しく紹介していきます。
逆指値注文とはどんな注文？
逆指値注文は、指値注文と同様に予約注文なのですが、逆指値注文の場合は、「今より不利なレート」を指定しておき、レートが指定価格に到達した場合に注文が行われます。
現在価格が110円の場合…
- レートが120円以上になったら買いたい⇒120円に買い逆指値（逆指値買い）
- レートが100円以下になったら売りたい⇒100円に売り逆指値（逆指値売り）
逆指値注文は、価格の動きに沿ったポジションを持つことになります。
- 買いの指値注文⇒レートが希望価格まで上がったら買い＝相場が買い目線の状態で買い
- 売りの指値注文⇒レートが希望価格まで下がったら売り＝相場が売り目線の状態で売り
逆指値注文は、「ストップ注文」と呼ばれることもあります。
逆指値注文のメリット・デメリット
逆指値注文のメリットは以下のようなものがあります。
- チャートに張り付いていなくても取引を行える
- 約定前なら注文の変更や取り消しができる
- 損切り注文に適している
はちわれ
また、逆指値注文のデメリットは以下のようなものが挙げられます。
- スリッページが発生することがある
- 注文時より高く買う（安く売る）ため、注文時の価格～約定時の価格分損をしていることになる
- 相場の動き次第では約定が遅い
逆指値注文は、指定価格に到達したら注文を行うという注文方法です。
そのため、指値注文と同様のメリットがあります。
ただし、逆指値注文は「今より不利なレート」を指定する注文です。価格変動が激しい相場や流動性に乏しい相場の場合、スリッページによってかなり不利な位置で約定する場合もあるので注意が必要です。
逆指値注文の方法
逆指値注文を行うには、まず「注文画面」を開きます。
キーボードのF9キーを押すと（ショートカットキー）注文画面を開くことができます。
はちわれ
注文画面を開いたら、画像のように「通貨ペア」「数量」「コメント（必要に応じて）」「注文種別（指値注文：Pending Order）」「注文種別」「価格」「有効期限」を入力/確認しましょう。
注文種別は、以下の表を参考に希望する注文を選択します。
| 選択項目 | 注文種別 |
|---|---|
| Buy Limit | 買い指値注文 |
| Sell Limit | 売り指値注文 |
| Buy Stop | 買い逆指値注文 |
| Sell Stop | 売り逆指値注文 |
今回は逆指値注文なので、「Buy Stop」か「Sell Stop」を選択します。
有効期限を設定すると、有効期限に達しても約定していない場合に、自動的に注文が取り消されます。
逆指値注文を取り消し忘れていて、思わぬタイミングで約定⇒損失というケースもあるので、注文の取り消し忘れが不安な方は有効期限を設定しておくと良いでしょう。
FX会社によっては、現在価格からある程度離れた価格を設定しないと、逆指値注文を受け付けてくれない場合があります。
その場合、有効期限の下に「現在価格から○ポイント圏内の発注はできません」と表示されていますので、確認しましょう。
はちわれ
40ポイントだと4Pipsで、実際に発注する時に実感するけど、結構大きい数値だよ。
発注する価格に制限がある場合はなるべく早めに注文しておこうね。
確認できたら、価格の横にある「発注」ボタンをクリックすると、注文が発注されます。（「発注」ボタンは売り注文だと赤色、買い注文だと青色になります）
注文画面を開かずに、チャート上で逆指値注文したい価格のライン上を右クリックし、「注文発注」⇒「逆指値買い（売り） トレードパネルで設定しているロット数 逆指値注文の指定価格」をクリックすると、条件が入力された注文画面が開きます。（ワンクリック取引をONにしている場合は、ワンクリックで発注されます）
注文画面で価格やロットの微調整が可能なので、この方法で大まかな設定を入力してしまうのもいいかなと思います。
MT4で使える逆指値注文の方法 まとめ
逆指値注文は、今より不利な価格を指定しておく注文方法です。
指定した価格に到達したら自動で注文をし約定するので、チャートを見れないタイミングでのトレードにも適しています。
相場の動き次第では約定が遅かったり、スリッページが発生することがあるので、注意が必要です。
