MT4には、ストラテジーテスターというバックテスト機能が搭載されています。
ストラテジーテスターは、MT4が保持しているデータの期間内しか、バックテストを行うことができません。
また、精度の低いデーターを用いてバックテストを行っても、精度の低い結果しか得られません。
EAの長期間のバックテストを行う場合や、精度の高いバックテスト結果を得たい場合は、「ヒストリカルデータ」というチャートの情報を取得する必要があります。
このページでは、FXDDというブローカーが準備しているヒストリカルデータをインポートする方法を順を追ってご紹介します。
関連記事![【MT4】ストラテジーテスターの使い方](https://hachiwareblog.com/wp-content/uploads/2021/04/howto-strategy-tester-160x160.jpg)
①MT4の設定を変更する
まず、MT4上に表示しているチャートを全て閉じてください。
(表示させているインジケーターによっては、MT4がフリーズする可能性があるためです)
メニューバーの「ツール」⇒「オプション」⇒「チャート」を開き、「ヒストリー内の最大バー数」と「チャートの最大バー数」に「99999999」と9をたくさん入力して、「OK」をクリックします。
再度メニューバーの「ツール」⇒「オプション」⇒「チャート」を開き、画像のような表示になっていることを確認してから、MT4の再起動を行います。
![チャートのバー数とヒストリカルデータのバー数の設定](https://hachiwareblog.com/wp-content/uploads/2021/04/chart-bar_config.jpg)
②通貨ペアのヒストリカルデータをダウンロードする
FXDDというブローカーから、ヒストリカルデータをダウンロードします。
https://www.fxddtrading.com/bm/jp/resources/mt4-one-minute-data
上記のページをクリックすると、最初はダウンロードページではないページが開きます。
もう一度URLをクリックしていただくと、ダウンロードページが開きます。
FXDDは、精度の高いヒストリカルデータを提供してくれることに定評のあるブローカーです。
上記のURLは、ヒストリカルデータをダウンロードできるページとなっております。
ご希望の通貨ペアが並んでいるかと思いますので、クリックしてダウンロードを行ってください。
![FXDDでヒストリカルデータをダウンロードする](https://hachiwareblog.com/wp-content/uploads/2021/04/fxdd-data-download.jpg)
ダウンロードできましたら、ZIPファイルを解凍しておいてください。
③MT4のヒストリカルデータを削除する
先程ダウンロードした通貨ペアの、MT4上にあるヒストリカルデータを削除します。
(データをただ追加すると、ヒストリカルデータのずれが生まれるためです)
メニューバーの「ツール」⇒「ヒストリーセンター」をクリックし、先程ダウンロードした通貨ペアをダブルクリックしてください。
すると時間軸が表示されるので、1分足をダブルクリックします。
右側の「データベース」を全て選択状態にします。
(1番上をクリックし、一番下までスクロールバーを移動したあと、Shift+一番下をクリックで全選択できます)
![ヒストリーセンターでヒストリカルデータを削除する](https://hachiwareblog.com/wp-content/uploads/2021/04/histry-center-delete.jpg)
「削除」をクリックします。
データ量が多いと削除に時間がかかる上、一度で全てを削除できない場合がありますので、何度か繰り返してください。
下の画像のようになれば削除完了です。
![ヒストリーセンターのデータが削除できた状態](https://hachiwareblog.com/wp-content/uploads/2021/04/histry-center-alldeleted.jpg)
検証したい時間軸も同様にデータを削除します。
④ヒストリカルデータをインポートする
検証したい時間軸のデータも削除できたら、1分足に戻ります。
「インポート」ボタンをクリックして、②で解凍した通貨ペアのヒストリカルデータを選択します。(拡張子はhstです)
![ヒストリカルデータをインポートする](https://hachiwareblog.com/wp-content/uploads/2021/04/histricaldata-import.jpg)
「開く」をクリックすると、下のようなウィンドウが表示されます。
![ヒストリカルデータをインポートする](https://hachiwareblog.com/wp-content/uploads/2021/04/histricaldata-open.jpg)
全てのデータをインポートする場合は、このまま「OK」をクリックします。
※データ量が多いので、ご希望の期間だけを選択してインポートするといいかもしれません。
ご希望の期間だけをインポートする場合は、「選択したものを使用」にチェックを入れ、ご希望の時間足(複数選択可能)を選択状態にして、「OK」をクリックします。
下の画像のようになればOKです。一度MT4を再起動します。
⑤ご希望の通貨ペアのデータを1分足から生成する
MT4が開いたら、メニューバーの「ファイル」⇒「オフラインチャート」をクリックします。
![オフラインチャートのリスト](https://hachiwareblog.com/wp-content/uploads/2021/04/オフラインチャートリスト.jpg)
先ほどヒストリカルデータをインポートした通貨ペアの1分足を選択し「開く」をクリックします。
開いたオフラインチャートに、PeriodConverterというスクリプトを適用します。
![PeriodConverterをチャートに適用する](https://hachiwareblog.com/wp-content/uploads/2021/04/PeriodConverterをチャートに適用.jpg)
PeriodConverterが見当たらない場合は、以下のURLからダウンロードをお願いします。
https://www.mql5.com/ja/code/7936
インストール場所は「Script」フォルダです。
PeriodConverterをチャートに適用すると、画像のようなパラメーター設定画面が出ます。
![ヒストリカルデータを生成したい時間軸を設定する](https://hachiwareblog.com/wp-content/uploads/2021/04/変換する時間軸を設定.jpg)
作成したい時間軸(5分足なら5、1時間足なら60)を設定してOKをクリックすると、1分足のデータから、設定した時間軸のデータが生成されます。
下の画像のように、「record(s) written」というログが出たら、データの生成が完了した合図です。
![PeriodConverterがデータを生成完了した時に出力されるログ](https://hachiwareblog.com/wp-content/uploads/2021/04/変換完了時に出力されるログ.jpg)
MT4を再起動して、メニューバーの「ツール」⇒「ヒストリーセンター」を開き、生成したデータが反映されているかを確認してください。
![ヒストリカルデータが生成された状態](https://hachiwareblog.com/wp-content/uploads/2021/04/データが生成された状態.jpg)
これで、ローソク足のデータの生成は完了となります。
ストラテジーテスターをご利用ください。
ストラテジーテスターによるバックテストが終わりましたら、①MT4の設定を変更するで変更した「ヒストリー内の最大バー数」と「チャートの最大バー数」の数値をもとに戻すことをお勧めいたします。
(こちらの数値が大きいままだと、MT4が重くなったり、フリーズしやすくなる場合があります)
ストラテジーテスターの使い方は「【MT4】ストラテジーテスターの使い方」で紹介しています。
![【MT4】ストラテジーテスターの使い方](https://hachiwareblog.com/wp-content/uploads/2021/04/howto-strategy-tester-160x160.jpg)
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